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2007年4月16日 (月)

暇だったので1

ある山奥の村に、サツキとメイという二人の姉妹が居た。
この当時の山村にはまだ「夜這い」の風習が色濃く残っていた。村や集落の女を「共有」するという考え方にもとづくものである
(だから他村の者がしのびこんできた場合には、発見されると袋叩きにされた)。
サツキとメイの父もまた、この風習に馴染んでいた者のひとりだった。
そこでメイとサツキは、父の「夜這い」による、いわば「認知されない子」として生まれ、相手方から疎まれて今の父と三人で暮らしている。
父は全く働こうとせず、酒に溺れる毎日を送っていたため、村からも殆ど村八分扱いだった。
父はサツキとメイに「母は死んだ」と伝えていたが、二人は家庭の事情もあり、周囲の人々から疎んじられていた。
子供達もそれを敏感に感じ取り、二人を迫害する。「やーい、お前ん家、おっばけやーしき」
父はたまにしか家に帰ってこず、また、たまに帰ってきても二人に暴力を振るった。
そんな中、精神を病んだメイは、死期の近い者の前にだけ姿を現すという、古い言い伝えの化け物「トトロ」のねぐらへと続く道を発見し、トトロと出会う。
それ以来メイは死に魅入られて、死後の世界に思いを馳せるようになった。それは、父の言葉を信じて「死んでしまった母」を想っていたのかもしれない。
それか幾日か過ぎたある日、一週間近く父が家を空け、飢えに苦しむ姉妹は近所のおばあさんの畑から野菜を盗んでしまう。
父の「お母さんはトウモロコシが好きだった」という事場を思い出して、トウモロコシを持っていくメイ。
しかし、二人の姿は近所の子供に目撃され、翌日に二人の犯行がばれてしまう。
「お母さんに会いに行こう」村人の報復を恐れて完全に精神を崩壊させるメイは、トウモロコシを抱いたまま滝つぼに身を投げる。
存在しない”母”に会うために。メイが居なくなった事を不思議に思い、探し回るサツキ。そして、二人を探しだして私刑にかけるために、
松明を手に夜の村を駆ける村人達。 (映画で村人達がメイを探していたシーンは、このシーンとの対比らしいです)
そして、気絶して川原に流れ着いているメイを見つけるサツキ。しかし、メイの意識は戻らない

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